MBTI診断とは?結局は心理テストと同じ?

kenkoushindan_monshin

MBTI診断は心理検査のようでもありますが、メソッド(方法)という方が近いと思います。


MBTI診断は自分の心を理解し、自分をより活かすための座標として用いることが最大の目的です。また、回答をふまえて自分にフィットするタイプを見つけ出す過程を重視しています。


他の心理診断との違いと、MBTI診断への批判、自分の人生にMBTI診断をどう役立てるべきかを解説します!

 

MBTIとは?


MBTIは現代の心理学の基礎を作った3大心理学者の一人であるユングの分析心理学をベースに1962年に作られました。
開発したのはアメリカ人のブリックスとマイヤーズという親子です。
その名前からマイヤーズ=ブリックス・タイプ診断(Myers Briggs Type Indicator)→MBTIという略称ができました。


診断の方法は
認識・決定理由・処理方法などを申告し、それをもとに16タイプの性格に当てはめ診断する、自己申告型診断テストです。
10分程度で診断できるサイトが人気になり、ここ数年はかなり認知度が上がっています。

 

MBTI診断と他の心理検査との違いとは?

そんなMBTI診断は他の心理診断とどう違うのでしょうか?
特に有名な心理診断と比較してみました!

 

ビッグファイブ

ビッグファイブは現在世界で最も信頼されている性格特性診断です。
ビッグファイブも自己申告型の診断で、ネット上でもいくつか診断できるサイトがあります。
人の個性を「開放性」「誠実性」「外向性」「協調性」「神経症的傾向」の5つの因子によって分類して、それぞれ高低を比較分析する診断方法です。
ストレス耐性も診断できます。


それぞれの高低によってのパターンや数値をグラフ化した時の形で特徴を捉える分析方法があるのも特徴です。

  • メリット:安定した結果を幅広い範囲で知ることができる
  • デメリット:結果に添えられる説明が長く分かりづらい

  

WAIS(知能検査)

IQテストというワードはみんなよくきいたことがあるんじゃないでしょうか。その本格版です。


こちらは公認心理士や臨床心理士という国家資格やそれに近い資格を持っている専門のカウンセラーによって行われています。
ネット上では受けることはできず、カウンセリングオフィスや心療内科で数時間かけて実施、日を置いて再度訪れ数十分かけて説明を受ける、というかなり丁寧な診断になります。


よくネット上で見るような興味本位で試すようなものというよりは、自分の得意不得意を把握してほかにも活かすような目的でされることが多いです。

  • メリット:国家資格レベルの専門化が診断、説明してくれるので安心、確実
  • デメリット:時間とお金がかかり気軽には受けられない

 

MBTI診断

MBTI診断も本来は一定の訓練を受けたMBTIの専門家の支援を受けながら、
回答した本人が自分についての洞察を深め、自分のベストフィットタイプを見つけ出す過程そのものを重視しています。
つまり、ネット上で診断ができる有名なサイトは、一人で選択肢を選んで結果が出るだけなのでMBTI診断に限りなく似た別物ということになります


METI診断は検査結果だけでなく、結果をきっかけとして自分の理解を深める過程があってはじめて有益になることから、日本MBTI協会も検査というよりはメソッド(方法)に近いと言っています。

 

MBTI診断の批判について

せっかくなのでMBTI診断に関する批についても紹介しておきます


現代科学としては、心理測定の観点において必要な点で不備があるとされていて
疑似科学(科学的と主張していても科学的と認められない)と批判されている側面もあります


その内容としては

  • 同じ人物でも異なる機会に診断すると異なる結果が出てしまう
  • 神経症的傾向という特性が含まれていないため、性格断において包括的でない
  • 相関する特性を独立して測定している

などがあります ただ、私は別に気にしなくてもよいかなと思っています。


というのも上記にもあるように、MBTI診断は結果がすべてではなく、あくまで参考にして自分を見つめなおす過程が重要で、それによって何か少しでも前に進められれば良いですよね

  • メリット:パターン化されているので理解しやすい、簡易版もありそこそこちゃんと自分のことを見つめなおせるための間口は広い
  • デメリット:本来のMBTI診断を受けるのはお金と時間がかかる、絶対に確実に科学的か?というとそうでもない

 

MBTI診断と他の診断との違い

以上をふまえてMBTI診断と他の診断との違いを見てみます


本来のMETI診断は専門家と一緒に診断をした結果をもとにベストフィットタイプを見つけ出すもので、心療内科などでも使われる正式な心理診断に近いといえます。 ただ、実際に診断しているのはネット上の診断サイトであることがほとんどだと思われます。


ビッグファイプのような世界でもトップレベルに使われているものと比べると規模は劣る部分はあります。
ですが、私個人的には診断結果が16タイプに明確に分かれていてキャッチーで分かりやすいです。

これはビッグファイブのような診断結果をよく読まないと分かりづらい複雑な感じを受けづらく、間口が広いので多くの人が自分の性格タイプを見つめなおすきっかけになると思っています!

実際に韓国ではK-popアイドルの方々が使われていることから火が付き、若い人でMBTI診断を知らない人はいないほどだそうです

 

まとめ:自分にとって意味あるものにすることが重要

本記事ではMBTI診断テストについてと他の心理診断との違いを解説してきました
いかがだったでしょうか。


私はネット上の診断でもINFP-と出たことでいろいろとに落ちて安心する部分もありました。
このブログを始めたのも何を隠そうINFPの適職としてブログがかなり上がっていたからです。

こんな感じで絶対的な正しさにこだわらず、自分にためになる使い方ができればよいと思いますし、
同じINFPの方々の生きづらさを少しでも解消できるようにこのブログが届いてほしいです

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